2015年 07月 18日
旧山陰道産業社屋
松江市の中心部、大橋川に面した古い街区の一角に目を惹く建物が残されています。
この建物は昭和初期に貿易会社の社屋として建てられました。
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大橋川縁から北に向かう通りに面してそれぞれに特徴的な意匠を持つ2つの建屋が並びます。
隔壁は繋げられている様に見えますが、後年に増築されたもの、あるいは当初別々だった建物を繋げたものとも思えます。
資料に拠れば、大陸との貿易を営む山陰道産業の本社として昭和7年に建てられたとあります。
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大橋川に面した南側の棟。木造モルタル2階建て。
掻き落とし風に仕上げた壁面、入口を囲む刳型、コーニスと外壁に廻らせたラインによる水平方向の強調、幅丈を違えた縦長窓の配置等、当時流行のアールデコ様式の影響を受けた意匠です。
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コーナーに設けられた入口周り。
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南面の窓。
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こちらは東面。
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2階部分の質感が異なるのは後年の増床でしょうか。
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北側に並ぶ棟。こちらもアールデコ風ですが、切石風の外壁や窓間壁に貼られたスクラッチタイル、大きな庇の持ち送り、コーナーのガラス窓とテラコッタ飾り等、印象が大きく異なります。
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コーナー壁面のガラス窓とレリーフ。
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縦に並ぶ不思議なレリーフ。童子(天使?)と共に動物や作物が描かれていますが、何を表しているのでしょうか。
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by sunshine-works | 2015-07-18 23:58 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
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