2014年 12月 10日
京都の近代建築
京都の近代建築

兵庫県からスタートして岡山、香川、鳥取、徳島の近代建築を紹介して来ましたが、今回より京都府を新たな探訪先に加えていきます。
長い間文化の中心地として栄えた京都府は、明治以降いち早く近代化が進められ、商工業、学術文化、インフラ、その他様々な施設建物が欧米の技術技法によって各地に築かれて行きます。
古都京都を中心に伝統文化を受け継ぐ京都府ですが、明治以降に建てられたこれら近代建築の数々は、今尚その多くが古い町並みの中や、のどかな自然風景の中にその姿を留めます。


京都市役所は昭和2年の竣工。現役の市庁舎としては日本屈指の歴史を持ちます。
f0116479_13495935.jpg

京都の近代化を支えた産業施設の数々。京都駅前に建つ旧京都電燈本社。
f0116479_13575811.jpg

琵琶湖疎水による水力発電が京都電燈の母体の一つとなりました。南禅寺水路閣。
f0116479_13594446.jpg

各地に残る煉瓦造の水力発電所。大河原発電所は大正8年築の現役施設です。
f0116479_14105966.jpg

東山区の蹴上浄水場。明治45年開設時の施設が残されています。
f0116479_11223988.jpg

産業の発達に伴い、大小様々な金融機関が建てられました。
三井住友銀行京都支店旧壁面。
f0116479_14215004.jpg

全国に知られる数多くの企業を育んだ京都。所縁の建物が随所に残ります。任天堂旧本社建物。
f0116479_14131598.jpg

情報・文化の中心としての役割は近代化以降も受け継がれていきます。
商業ビルとして再生された旧毎日新聞社京都支局。
f0116479_14295082.jpg

京都府立図書館は明治42年築。外壁を活かして再生されています。
f0116479_14340729.jpg

多くの寺社で知られる京都ですが、明治初期には各派のキリスト教会が各地に建てられて行きます。
ヴォーリズ設計の御幸町教会は大正2年築。
f0116479_14492067.jpg

小学校から大学に至るまで、様々な教育関連施設が各地に現存します。
龍谷大学大宮学舎。
f0116479_14412916.jpg

大きな戦禍を免れた京都市内には、戦前に建てられたモダンな鉄筋校舎が数多く現存します。旧銅駝尋常小学校校舎
f0116479_14464756.jpg

地方都市にも優れた学校建築が現存しています。昭和4年に建てられた京丹後市立峰山小学校は今尚現役で使われています。
f0116479_14453161.jpg

様々な様式の住宅建築も各地に見出せます。現在は美術館として使われている大山崎山荘は昭和8年築。
f0116479_10482735.jpg

同志社大学アーモスト館。寄宿舎として建てられました。
f0116479_10475635.jpg

日本で4箇所の鎮守府の一つだった舞鶴、歩兵連隊が置かれた福知山。
当時の施設が現在も受け継がれています。

舞鶴の煉瓦倉庫群。
f0116479_11130363.jpg

福知山市の旧歩兵20連隊。現在は自衛隊基地となっています。
f0116479_11164442.jpg

大阪~京都間の鉄道開通は明治9年。その後は官民併せて幾つもの路線が伸ばされます。日本最初の路面電車が敷かれ、山陰と結ぶ幹線の基点ともなった京都には鉄道遺産が数多く現存します。

東海道本線桂川橋梁は大正初期のトラス橋。橋脚の一部は開通時の姿を留めます。
f0116479_11063981.jpg

県北部に点在する開設時の石積、煉瓦積の鉄道橋梁。
宮津線水戸谷川橋梁
f0116479_11271818.jpg

僅か15年で用途を終えた愛宕山鋼索鉄道山頂駅跡。
f0116479_11284205.jpg

県内各地に残る各種近代土木遺産。八木町の大堰橋は現在では数少ないゲルバートラス橋です。
f0116479_11303930.jpg



by sunshine-works | 2014-12-10 23:45 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://hardcandy.exblog.jp/tb/23411651
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 経ケ岬灯台      徳島の隧道 >>