2014年 06月 10日
徳島の鉄道遺産その13 前回紹介した吉野川橋(旧古川橋)から上流側へ約3キロ、この地点にも昭和初期に架けられた重要な橋が現存しています。 高松と徳島を結ぶ高徳線が吉野川を渡るこの橋梁は昭和10年に架けられました。 広い川幅に据えられた15基のコンクリート橋脚の上を渡る長大な連続トラス橋。 両端を単径間トラス、中間部には4基の3径間連続トラスが渡されます。 3径間トラスの鉄道橋梁として日本初、橋長950mは現在もJR四国管内の河川橋梁として最長の規模を誇ります。 土手を越え、広い河川敷を横切り、その先の穏やかな川面を延々と橋が渡っていきます。 それまで連絡船が結んでいたこの地点に架けられた吉野川橋梁は、当時の最新技術を駆使した最大級の鉄道橋梁となりました。 橋の両端部に架かる単径間トラス。この時代の標準的な規格のものです。 中間部には3径間を跨ぐ長いトラスが用いられました。 吉野川本流に架けられた橋梁の南側には分流を跨ぐプレートガーダー橋が繋げられ、線路は築堤へと導かれます。
by sunshine-works
| 2014-06-10 23:31
| 近代建築 徳島県
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