2013年 11月 10日
徳島線川田川橋梁
徳島の鉄道遺産その9


穴吹川橋梁を渡って東へ進んだ徳島線は、川田~阿波山川間で吉野川支流の川田川を越えます。
この地点に架けられた川田川橋梁も開業当時の姿で今も使われています。
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前回紹介した半田川橋梁・穴吹川橋梁が架けられたのは徳島線の最終工区で、同区間の開業は大正3年。
延伸工事は徳島鉄道を買収した鉄道院によって進められました。
これに対し、この川田川橋梁を含む区間は旧徳島鉄道時代に延伸されたもので、年代(およそ10年の差)や運営主体の違いから、橋梁の形態は前者と大きく異なるものとなっています。
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煉瓦橋脚の形は、上流側の先端を尖らせた長5角形。上段が1段細く、その上に傘石を重ねます。
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鋭く尖った先端部。流下物が橋脚に絡まなくする為のものです。
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同じ面を反対側から。
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この川田川橋梁が架けられたのは明治33年。
当時の鉄道橋梁は北海道を除くとイギリスの規格が使われており、この橋梁にもポーナル式と呼ばれる古い橋桁が用いられています。
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ポーナル桁の特徴を示す先端が折れ曲がったステッフナー。
明治中期に導入されたポーナル桁の現存例は全国的にも然程多くはありません。
古い鉄道施設が数多く残る四国でも少数ですが、徳島県内にはこの川田川橋梁の他に数例が確認出来ます。
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110年を超えて現役の橋桁と橋脚。
ローカル仕様の古い気動車が渡っていきます。
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by sunshine-works | 2013-11-10 23:57 | 近代建築 徳島県 | Trackback | Comments(0)
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