2013年 11月 05日
徳島線半田川橋梁/穴吹川橋梁
徳島の鉄道遺産その8

吉野川に沿って徳島県内の東西を結ぶ徳島線は、明治期に設立された民営の徳島鉄道の路線がその母体となりました。
現在のJR四国の路線の中で、旧讃岐鉄道が元となった土讃線、予讃線に次いで古い歴史を持つこの徳島線は、国鉄時代には本線に分類されていたものの、ローカル線区の色合いが強く、沿線には開業時に設置された古い鉄道施設や駅舎が数多く現存しています。
今回から数回に亘り、この徳島線に残る橋梁、駅舎を紹介します。
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阿波半田駅の西方で徳島線は吉野川支流の半田川を渡ります。
川面から高い位置に架かかるこの橋梁には、開業当時の煉瓦橋脚が今尚使われています。
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明治32年に開業した徳島鉄道の路線は西への延伸を重ね、国有化された後の大正3年に阿波池田まで繋がります。この半田川橋梁はこの延伸時に架橋されたものです。
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プレートガーダーを支える橋脚は三基、表面に煉瓦を組んだ円柱形状の橋脚は、この時代に架けられた鉄道橋梁で広く使われていました。煉瓦積みの円柱橋脚としては、当ブログで紹介した山陰本線陸上橋梁の橋脚と極めて良く似ています。
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穴吹駅の東方に架けられた穴吹川橋梁も半田川橋梁と同様に、川田~阿波池田間の延伸に併せて設置されました。この穴吹川橋梁にも半田川橋梁と同じ煉瓦の円柱橋脚が使われています。
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橋脚の数は9基。半田川橋梁と良く似た形状ですが、上部に傘石が乗せられている所が異なります。
おそらく後年の補修と思われますが、川中の5基は基部がコンクリートで補強されています。
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by sunshine-works | 2013-11-05 23:57 | 近代建築 徳島県 | Trackback | Comments(0)
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