2013年 09月 15日
登山橋
鳥取県西伯郡の近代建築その1

伯耆溝口駅から北東方向、狭い山道の途中に鉄筋コンクリート造のアーチ橋が架けられています。
昭和9年に架けられたこの登山橋は、竣工当時、鳥取県内で最大規模のコンクリート橋となりました。
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この橋が架かる町道は、現在では交通量も少ない地方道となっていますが、近くに新道ができるまでは大山の登山道として賑わった道でした。
橋の名称も大山の登山道に架けられた事に由来しています。
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日野川水系の大江川が流れる深い谷間を渡る上路式開腹コンクリートアーチ橋。60メートルを超えるスパンを途中に橋脚を設けず一跨ぎします。
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美しい弧を描くコンクリートアーチが対岸に渡ります。
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深い谷底で80年に亘って橋を支え続けるアーチ基部。
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この橋が架けられた昭和初期、鉄筋コンクリート橋は既に実用化されていましたが、地方に於いてはまだまだ少数で、山合いに架けられた長大橋の多くは鋼製のトラスやアーチ橋が主流でした。
現在では一般化されているこの形式のコンクリート橋の先駆例の一つとなります。
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by sunshine-works | 2013-09-15 20:13 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
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