2013年 07月 25日
旧根雨町公会堂
鳥取県日野郡の近代建築その1

日野郡根雨町の山手に、現在は歴史資料館として使われている洋風建築が建っています。
この建物は昭和15年に根雨町公会堂として建てられました。
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木造2階建て切妻屋根。
小高い丘の上に位置し、入口玄関がある大きな妻面を町並みを見下ろすように構えます。
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案内板に拠ると、この公会堂は当地出身の実業家で砂鉄精錬で成功を収めた近藤寿一郎氏が寄贈したものとの事。
設計は武田五一の弟子にあたる岡田孝雄が手掛けています。
因みに近藤寿一郎は兵庫県西宮市に自邸を構えますが、その邸宅も岡田孝雄の設計で建てられています。
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左右側面の眺め。正面側よりも深い奥行きがあり、正面と同一の庇を廻らせます。
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装飾タイルで飾られる玄関周り。根雨の町並みを一望します。
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山あいの小さな町に建てられた公開堂ですが、規模が大きく意匠性にも優れ、当時鳥取県内に建てられた同種の施設の中でも洗練されたモダンな建物だったと思われます。
当時の姿を良好に留めるこの建物は古い歴史を持つ根雨町の文化遺産として今に伝わります。
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by sunshine-works | 2013-07-25 20:26 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
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