2013年 02月 27日
土讃線伊豫川橋梁
徳島の鉄道遺産その7

第一吉野川橋梁を過ぎた下り土讃線は阿波川口の東で支流の伊豫川を越えます。
ここに架けられた伊豫川橋梁は戦後に架け替えられたものですが、中央のトラス部分には大阪環状線で使われていた大正期の桁が転用されています。
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駅前から続く街区の外れ、吉野川と伊豫川が刻んだ谷を眼下に対岸のトンネルへと桁が渡っていきます。
最大径間を渡る箇所に上路ワーレントラスが1連、その前後に計8連の鋼プレートガーダーが繋がるこの伊豫川橋梁は橋長200メートルを超える大きな橋として昭和25年に掛け替えられました。
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現在の土讃線は阿波川口駅の南を吉野川に沿って進み、分岐する伊豫川を越えて山越谷トンネルに向かいますが、この山越谷トンネルを抜けるルートは昭和25年に新設されています。
それまでの路線は屈曲する吉野川に沿った険しい崖を縫うように敷かれており、伊豫川を渡るこの箇所に架けられていた旧橋も川の形状に合わせて桁自体にカーブが付けられたものとなっていました。
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最大径間に渡された平行弦トラスは大正元年に旧鉄道省によって架けられた大阪環状線の澱川(淀川)橋梁を転用したもの。その前後のプレートガーダー桁は昭和25年の掛け替え時に設置されたものです。
路線の変更に伴って架橋位置は西寄りに変更され、新たに設置された橋脚が桁を支えます。
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新橋の隣には旧線時代に使われていた橋脚がそのまま残されています。
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阿波川口駅方の橋桁。吉野川の川岸に沿って桁が渡されます。
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by sunshine-works | 2013-02-27 23:57 | 近代建築 徳島県 | Trackback | Comments(0)
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