2013年 02月 03日
播但線新井駅
但馬の鉄道遺産その1

姫路から朝来市和田山を結ぶ播但線は、生野銀山の鉱石運搬を目的に民営の播但鉄道が開設した飾磨~生野間の路線がその母体となります。
その後路線は明治34年に生野から新井駅まで延伸され、山陽鉄道に引き継がれた後の明治39年に和田山までの全区間が開通します。
但馬の鉄道遺産その1は明治34年の開業当時の姿を留める新井駅を紹介します。
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生野から北へ約9キロ、円山川に沿った小さな町並みに設置された木造駅です。
木造平屋建、切妻屋根に和瓦を葺いた当時の地方駅舎の一般的な意匠ですが、玄関上部に乗せた小屋根や入口横の丸窓が個性を添えます。
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中央からやや右へ寄せて設けられた入口。石の基礎に据えた丸い木柱で庇を支えます。
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大きな面格子を備えた入口横の丸窓。
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同じ窓を内側から。
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ホームは2面2線。優等列車が停車していた時代は3面3線の構成でした。
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ローカル線区が過半を占め、大きな路線の付け替えが無かった但馬地方には古い鉄道施設が数多く現存します。
開設当時の姿を留めるこの新井駅も、地方駅舎に於ける意匠表現の秀例として伝わります。
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by sunshine-works | 2013-02-03 19:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
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