2013年 01月 18日
土讃線吉野川橋梁
徳島の鉄道遺産その3

箸蔵駅を出た土讃線下り列車は、大きくカーブしながら南へ方向を変え、吉野川の広い河原へ進んで行きます。この地点を渡る土讃線吉野川橋梁は昭和4年の同区間開業時に架けられました。
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川面を渡る4連の曲弦トラスとその前後に繋がる16基のプレートガーダーで構成されるこの橋は、橋長570メートルを超える当時としては最大級の鉄道橋となりました。
現在に至るまで土讃線で最長、徳島県内の鉄道橋梁としても高徳線の吉野川橋梁に次ぐ長さとなります。
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丘陵から平地に下りて畑の中の築堤上を進んできた土讃線は、プレートガーダ部分で再び高さを上げながら川面のトラス桁へと向って行きます。
小高い丘陵となっている川の南詰の高さに合わせる為に、太いコンクリート橋脚で高い位置に橋桁を持ち上げて行きます。
山と山の間を縫うように流れる河川を渡る土讃線橋梁の多くは、水面からの高さを確保する為に長い橋脚を特徴とします。
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中央部分の4連の曲弦トラス。径間長は異なりますが、同時期この先の土讃線に架けられた橋梁に共通する規格のものです。
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四国山地を北上してきた吉野川は阿波池田の手前で川幅が広くなり、緩やかな流れとなって東に向きを変えて行きます。
箸蔵~佃間で吉野川を渡るこの地点、背後に山並みを望む開けた河原の景色の中、川中に据えられた太いコンクリート橋脚が高い位置でトラスを支えます。
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4連のトラスや巨大なコンクリート橋脚が連なるこの吉野川橋梁は、土讃線の構造物中で最も規模の大きなものとなりました。
当時の土木技術の粋を集めたこの吉野川橋梁は四国の鉄道敷設の歴史を今に伝えています。
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by sunshine-works | 2013-01-18 20:09 | 近代建築 徳島県 | Trackback | Comments(0)
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