2012年 07月 22日
旧佐々木家住宅
鳥取県鳥取市の近代建築その6

鳥取市の中心街の北東、町並みが山に差し掛かる一角に緑豊かな公園が置かれています。
この樗谿公園の向かいに昭和初期に建てられた洋風住宅が残されています。
昭和5年に個人住宅として建てられたこの建物は、戦後暫くを進駐軍の宿舎として、その後は一時期ホテルとして使われました。その後数度変遷を経て、現在はアパートとなっています。
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木造モルタル2階建。敷地は植栽や置石で飾られ、モダンな建物に趣を添えます。
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この建物は戦後に進駐軍宿舎として使用されるに際し増築されています。建物の左側が当初の部分、右手側が増築された部分です。
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アパートとして使われていますが、大半の区画は空室と思われます。使われていない区画は劣化が進んでおり、少々心配な状況です。
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こちらは昭和5年に建てられた部分。2階には小さなバルコニーが設けられています。
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昭和27年の大火によって中心街の大半が焼失した鳥取市には、戦前築の洋風住宅の現存例は極めて僅かです。
被災を免れたこの建物は貴重な建築遺産として、平成8年に選定された鳥取の建物100選では洋風住宅の二例中の一つに選ばれています。
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by sunshine-works | 2012-07-22 18:28 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
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