2012年 07月 10日
旧木田歯科医院
香川県坂出市の近代建築その4

坂出駅の北側、商店街の裏手に、かつて歯科医院として建てられた建物が残されています。詳しい築年は不明ですが、昭和初期に建てられたものと思われます。
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商店街の裏筋に位置するこの一帯は、住宅街の中に古くから続く店舗や事業所が点在する、いわゆる住商混合地域として栄えた地区でした。
駅前から続く道沿いに各種施設が揃い、多くの人出で賑わうこの一帯には医療機関が多く開かれました。
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1階と2階の縦長窓の間に木造モルタル2階建て。
建物左側を僅かに張出しますが、フラットに平面を組み合わせた方形の外壁に陸屋根を乗せ、ぐるりとパラペットを巡らせるます。当時の商業建築や医院建築に良く使われたモダンな意匠です。
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1階と2階にそれぞれ縦長窓を並べ、その間を緩くアールを描く壁面で繋ぎ、円形のメダリオンを飾ります。
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建物左手に配置された正面入口。玄関扉は後方斜めに設けられています。
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地方都市の中心部に建てられた個人医院の多くは、廃業後に居住区画だけを残して使用される例もあれば、空き家となって放置される事例も数多いようです。地方都市に共通する中心部の空洞化は、このように価値ある医院建築の存続についても大きな影響を及ぼしています。
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by sunshine-works | 2012-07-10 23:14 | 近代建築 香川県 | Trackback | Comments(0)
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