2012年 04月 14日
日本基督教団高梁教会
岡山県高梁市の近代建築その10

古い町並みが残る高梁市の中心街の東、美観地区の外れに古い木造の教会建物が建っています。
この日本基督教団高梁教会は、岡山県内に現存するキリスト教教会としては最も古いものとなります。
明治22年築。
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元々岡山は信仰心が強い土地柄で、明治期に信教が自由化されると各地で多様な宗教、宗派が興ります。
それまで禁教とされていたキリスト教も県内各地で活動を始めますが、中でも高梁は早くからキリスト教信仰が根付き、県中西部に於ける布教の拠点となっていきます。
城下町として学問・思想が栄え、高い精神文化を有していた事が、新しい文化を受け入れる土壌となったのかもしれません。
また、この高梁キリスト教会は地域の信仰の中心となったのみならず、教会所縁の多くの人達が教育・文化の担い手となって高梁の発展を支え、更に中央で活躍する優れた人材を輩出しました。
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設計は伊代今治の大工吉田伊平。当時の教会建築には、キリスト教に帰依した棟梁、いわゆるクリスチャン棟梁によって設計施工されたものが多数ありましたが、この吉田伊平もその一人で、郷里の伊予で教会を手掛けた後に請われて岡山に赴き、この高梁教会と倉敷の天城教会(明治23年)を建てています。
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庇の上に屋根付きのバルコニーを乗せた2層式の玄関。
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玄関ポーチの足周りには花崗岩が使われます。床面のタイルは後年のものでしょうか。
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内部は見学自由との事なので入らせて頂きました。
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建物廻りをもう少し
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屋根上には小さな鐘楼が取り付けられていますが、これは戦後に追加された物との事です。
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城下町の伝統を受け継いで、現在の高梁市は文教都市としての一面を有しています。
高梁の文化発展にこの教会が果たした役割は大きなものとなったようです。
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by sunshine-works | 2012-04-14 23:36 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
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