2012年 04月 02日
旧柏原町役場
丹波の近代建築その5

柏原の中心部に木造2階建ての古い庁舎が建っています。現在は丹波市役所柏原支所として使われているこの建物は、丹波市の基となった6町村の一つ、旧柏原町の町役場として建てられました。昭和10年築。設計:内籐克雄
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木造2階建、下見板貼、中央に車寄せを配し、建物両翼を一段前に張り出します。
両翼上部の折れ屋根、中央屋根を飾るドーマー窓や鴟尾、アーチを描く玄関ポーチの意匠、均等に並べられた上げ下げ窓等々、ルネサンス様式を基調とした当時の庁舎建築の姿を伝えます。
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設計者の内籐克雄は兵庫県技師を経て、出身地の小野市に設計事務所を構えました。学校や庁舎等の公共建築を得意とし、県の内陸部を中心に多くの作品を残しています。
*詳細はこちら
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三方にアーチを配したコンクリート造の車寄せ。庇はフラットでシンプルな造りです。
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近年に改修が施され、70年を超える建物にしては極めて良好に保たれています。部材の張替えや交換をしていると思われますが、原形を損なうことなく処理されています。
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複雑な形状の側面。この部分は後年に増築されていると思われます。
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遠方からの眺望。
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館内も当時の姿が良好に残されています。
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代々織田家の領下だった柏原の町は、今も武家町の面影を留めます。
柏原のシンボルとも言えるこの庁舎は、違和感無く古い町並みに溶け込んでいます。
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by sunshine-works | 2012-04-02 22:08 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
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