2012年 01月 13日
広石橋
岡山県新見市の近代建築その3

井倉橋を渡り高梁川に沿って国道を南へ。高梁市との市境近くで再び道路は高梁川を跨ぎます。
昭和47年に架けられた現在の広石橋の手前を側道に逸れると、錆の浮いた古いトラス橋が現れます。この地点では昭和12年に架けられた先代の広石橋と現在の広石橋が隣り合ってそれぞれ高梁川を越えていきます。
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数多く架け直された一連の復旧橋は、設置条件に合わせて様々なタイプの橋梁が架けられました。広谷橋に採用されたこの形式の桁は、トラス橋の中では構造が簡単で自重が軽く鉄材も節約できる為、中小規模の径間を渡る橋桁に多用されました。
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トラス構造の中で最も基本的な並行弦ワーレントラスを用い、左右のトラスを繋ぐ上部構造物を持たないポニートラスと呼ばれるこの形式は、トラス橋の初期の段階から使われていました。
構造が簡単な利点がありますが、長いスパンには適さず、耐加重も限られる為、主に地方道や中小河川を中心に広まっていました。
以前紹介した錦橋や、次回紹介予定の中川橋を始め、室戸台風の復旧橋で数多く採り入れられた形式です。
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昭和47年に現在の広石橋が架けられた際に旧橋として残され、生活道路として今も使われています。
とは言え、長い間塗装もされずに錆が浮いた状態、周囲も草に覆われ、荒れ果てた姿となっています。
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この形式の橋はシンプル故にどれも良く似た造りです。上述の2橋とこの広石橋も、長さが異なる以外は殆ど同じ規格で造られたと思われます。
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by sunshine-works | 2012-01-13 22:38 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
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