2012年 01月 09日
岡山県新見市の近代建築その2 中国山地を源とし、岡山の中央部を貫いて瀬戸内海へ注ぐ高梁川は、岡山三大河川の中でも流域面積に於いて最大の河川です。 この高梁川に架かる橋梁には、昭和戦前に架けられ、今尚現役で使われている橋梁が数多く残されています。岡山県備中の近代建築探訪の続きは高梁川に架けられたこれら橋梁を紹介します。 新見市の南部、南流する高梁川に沿って進む国道は、観光名所の井倉洞の先で蛇行する高梁川を渡ります。この地点に架けられた井倉橋は、甚大な被害を及ぼした昭和9年の室戸台風後に架け直された一連の復旧橋の一つとして、昭和11年に竣工しました。 橋の種類としては下路タイドアーチと呼ばれる形式。堅固な基礎が不要で、この様な山中の工区や軟弱地盤を渡す橋梁に多く使われています。室戸台風の復旧橋でもこの形式に含まれるランガー桁やローゼ桁が適宜採り入れられました。 南詰からの眺めです。 中央の径間55メートルを跨ぐ優美なアーチ。手前に2連のプレートガーダー桁が繋がります。
by sunshine-works
| 2012-01-09 23:50
| 近代建築 岡山県
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Comments(2)
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from en.wikipedia..
at 2014-09-21 11:44
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一読者
at 2014-02-07 21:05
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架け替えが予定されているとのことです。
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/140204600009.html
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sunshine-works at 2014-02-16 09:55
一読者さん、ありがとうございます。
景色と調和した美しい橋ですが、架け替えとは残念です。 |
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