2011年 11月 14日
伯備線新見~方谷間の橋梁
備中の鉄道遺産その4

倉敷と米子を結ぶ伯備線は津山線・因美線と同じく山陰と山陽を結ぶ陰陽連絡線として計画され、津山線・因美線の全通に先立つ昭和3年に開通します。
80年を越える歴史を持つこの伯備線にも津山線・因美線に見られた古い駅舎や鉄道橋梁が数多く現存しています。
備中の鉄道遺産シリーズ中盤はこの伯備線に残る鉄道施設を4回に亘って紹介します。
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新見の市街地を抜けた伯備線は高梁川に沿って南下していきます。
何度も高梁川を越えて進む同線には「第〇高梁川橋梁」と名の付く橋梁が十数個も存在しますが、この高梁川橋梁のように開設当初から使い続けられている橋梁は新見から方谷にかけての区間に集まっています。
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まず鳥取方から部分開業した伯備線は、6年後の大正14年に岡山方の倉敷~備中川面間が開通、昭和3年に最終区間が完工します。大正後期から昭和初期と比較的後年の工事である事や、姫新線や因美線、津山線と異なって幹線に位置付けられていた事もあって伯備線岡山区間の橋脚は殆どがコンクリート製、橋桁も大正期に制定された新しい形式の物が使われています。
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次の第10高梁川橋梁もこの区間が昭和3年に開通した際に架けられています。
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川の中流域とは言え、この辺りは結構な川幅があります。静かな流れの上を延々と桁が渡っていきます。
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井倉~方谷間の第7高梁川橋梁。橋脚の高さの違いはありますが、先の2橋とほとんど同じ構造です。
尚、この途中の第9高梁川橋梁は路線の付け替えによって新しい橋が架けられ、第8高梁川橋梁も室戸台風で被災した後に新橋が架けられています。
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伯備線はこの先も高梁川と何度も交差しながら備中高梁方面へ進んでいきます。この先の高梁川橋梁は架け替えや路線の付け替えが行われており、橋脚・橋梁共に開設時の姿が残る橋はここまでとなります。
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by sunshine-works | 2011-11-14 23:56 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
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