2011年 11月 06日
姫新線新見~刑部間の橋梁
備中の鉄道遺産その2

兵庫県姫路と新見を結ぶ姫新線の基となった作備線は大正12年に津山~美作追分で最初の区間が開通、その後も西へ延伸を続けて大正14年には中国勝山まで開通します。これに対して新見側工区は開業が遅れ、昭和4年に新見~岩山間の8.4キロが開通、翌昭和5年12月に岩山~中国勝山が繋がってようやく新見~津山が1本のレールで結ばれる事となります。
今回はこの姫新線備中区間に残る開業時に架けられた鉄道橋梁を紹介します。
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新見駅を出て程なく、市街地の中心で高梁川を渡ります。緩やかな孤を描くこの姫新線高梁川橋梁は昭和3年に架けられました。
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この橋で使われている桁は津山線の橋梁に数多く使われたポーナル桁と呼ばれる古い規格の物です。津山線のポーナル桁は英国製の輸入桁でしたが、この高梁川橋梁をはじめとする作備線の橋梁には改良を加えた国産のポーナル桁が用いられています。
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新見の市街地を抜けると線路は山裾を北へ向かいます。この後暫くは高梁川支流の熊谷川と併走し交わりながら進んで行きます。
新見~岩山間で熊谷川を越える第1熊谷川橋梁。同区間が開通した昭和5年に架けられました。
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中央の桁に使われている高梁川橋梁と同じポーナル桁。手前の桁は後年に継ぎ足された物と思われます。
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山深い景色の中を進む姫新線。第2熊谷川橋梁、第3熊谷川橋梁が谷間の流れを渡ります。
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小さな支流を渡る墨川橋梁。
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幾つかのトンネルを抜けて再び熊谷川を渡ります。第5熊谷川橋梁、第6熊谷川橋梁はポーナル桁ではありませんが橋銘板から判断すると開業時の桁のようです。
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今回紹介した区間の殆どでこのような開業当初からの橋梁が確認できました。この先中国勝山に至る区間には相当数の古い橋梁が現存していると思われますが、それらは後日改めて紹介する事とします。
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by sunshine-works | 2011-11-06 16:54 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
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