2011年 10月 29日
若桜鉄道若桜駅
鳥取の鉄道遺産その8

若桜鉄道若桜駅は宿場町として発展した若桜の中心部に昭和5年に開設されました。
当初国鉄若桜線は若桜を経て兵庫県八鹿までを結ぶ路線として計画されましたが、若桜以東への延伸は実現されずに終わり、若桜駅は昭和5年開業以降今日まで終点駅として機能してきました。
若桜駅には開業当初からの駅舎本屋に加えて、同時期に設置された車両基地施設が構内に数多く現存しています。若桜鉄道シリーズの最後はこの若桜駅と駅構内に残る鉄道遺産を紹介します。
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駅舎本屋はこれまで紹介してきた若桜鉄道各駅の駅舎とほぼ共通した造りです。若干の手直しは施されていますが、開業当時の姿を良く留めています。
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ホームは1面1線。ホーム奥側の広い敷地に様々な施設が置かれています。
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駅窓口で専用の入場券を購入して構内の見学ルートへ進みます。
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緑色に塗られた円柱形の構造物は昭和5年築の給水塔。SLが展示されていますが給水塔自体は現在使用されていないようです。
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コンクリートの基礎の上に鉄製のタンクを載せ多角形の鉄製屋根を被せています。
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給水塔の先に見える小屋は木造の車庫。その手前には手押し式の転車台が設置されています。
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ポイントを切り替える係員の待機所として設置された転轍手箱番所と呼ばれる小屋。
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単線・非電化、優等列車も無い典型的な地方ローカル線として存続してきたこの路線は、その後に設置された新駅を除けば、ほぼ全線で昭和初期の施設が使い続けられています。
80年を越えた今日まで化石のように開業当初の姿が保たれてきたのは、大量輸送や高速化といった近代化の要請に無縁だった事がその理由でしょうか。
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by sunshine-works | 2011-10-29 12:41 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(4)
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Commented by at 2011-10-29 22:40 x
こんばんは。
開業当時の駅舎がほぼそのまま使われているのは素晴らしいですね。
長年そこに在り続けたものが無くなると、町までも別物になってしまったかのような
感じになります。特に駅舎は町の中心にあることが多いですからね。
これからも末永く残って欲しい建物です。
Commented by sunshine-works at 2011-10-31 12:23
箱さん こんにちは。
古い木造駅舎を維持していくのは結構大変な事だと思います。地方駅では無人化に伴って駅舎本屋が撤去されてしまう事すらありますし、今後この様な駅舎がどうなって行くのか、些か心配です。鉄道会社や自治体はこの様に歴史ある駅舎の価値をもっと評価するべきでしょうね。
Commented by at 2011-10-31 20:22 x
sunshine-works様、こんばんは。
自治体や鉄道会社の財政を助けることはできないけど、ネット上で紹介して
訪問する人が増えれば撤去も免れるのかな・・・と思っています。
駅舎に限らず、他の土木・建築全てに言える事ですけど。
Commented by sunshine-works at 2011-11-01 23:35
こんばんは。
この問題を突き詰めて行くと難しい問題に直面してしまいます。ビジターの側からはノスタルジアやロマンを求めて保存を訴える気持ちはありますが、地域の住民にとっては利便の向上や安全確保が何よりも優先されて然るべきでしょう。退役して保存施設となった物ならともかく、歴史的価値を伴った施設を現用のまま存続させて行くのは、「利便とのトレードオフ」の線引きをどこに定めるかと言う微妙な問題が残ります。何とも難しい問題ですね。


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