2011年 09月 23日
中国電力芦津発電所
鳥取県智頭町の近代建築その5

大内発電所から北股川を上流に遡って進みます。三滝ダムまでを結ぶ芦津渓谷に沿った遊歩道の途中に小さな発電所が現れます。上流の三滝ダムから導水するこの芦津発電所は中国電力の前身の一つ因幡水力電気によって設置されました。昭和5年築。
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山道をひたすら進んだ先に金網で囲まれたコンクリート建物が見えてきます。水圧鉄管が1本引き込まれた小さな建屋ですが、最大出力は2,600kwとこの時代に中国山地に設置された水力発電所の中では出力の大きな発電所です。
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山奥に置かれ、普段は人目に付く事のない施設故に装飾要素は省かれ、コンクリート躯体に鉄板の屋根を葺いただけの簡素な建物です。妻面に設けられた円形の換気窓が唯一のアクセントとなっています。
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水源の三滝ダムから導かれた水が斜面を駆け下ります。
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千代川の水力発電所は戦争を挟んで戦後も開発が続けられ現在16箇所の発電所が稼動しています。この芦津発電所は戦後に続く中国電力の水路式発電所の基本を築いた発電所の一つとして貴重な産業遺産です。
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by sunshine-works | 2011-09-23 18:48 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
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