2011年 09月 11日
智頭宿の近代建築
鳥取県智頭町の近代建築その2

鳥取随一の宿場町だった智頭は明治以降も地域の経済・行政の中心として栄え、多くの近代建築が建てられていきました。今回は旧宿場町に残る三つの洋風建築を紹介します。

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旧智頭町役場(下町公民館)

因幡街道智頭宿の中心部に下見板貼り木造2階建ての洋風建築が建っています。
大正3年、旧智頭村が町制に移行した際に町役場として建てられました。
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下見板貼りの外壁に和風の桟瓦葺、装飾表現が殆ど無く、唯一中央入口の庇や三角ペディメントに施された意匠に庁舎らしさが窺えます。窓枠はサッシに変えられている以外は原型を良く留め、大正期の地方庁舎の現存例として貴重なものです。
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智頭町役場だったこの建物は当初別の場所に建てられていましたが、昭和3年に当地に移築されたそうです。昭和19年まで役場庁舎として使われ、その後は電報電話局を経て公民館となりました。
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中町公民館

旧智頭宿には現在公民館として使われている洋風建築物がもう一棟現存します。当初医院として建てられたこの建物の築年は不詳ですが、おそらく大正初期のものと思われます。
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木造下見板貼り、桟瓦葺。中央に切妻屋根の庇を設け、左右に縦長の上げ下げ窓を配します。旧智頭町役場と同時代の建物と思われ、共に良く似た造りとなっています。
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智頭消防団本町分団屯所

街道に面して火の見櫓を乗せた特長のある建物が建っています。智頭町の消防屯所として昭和16年に建てられ、今尚現役の施設として使われています。
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木造2階建て、下見板貼り。正面上部に切妻風の破風を立ち上げます。本来飾り気の無い建物ですが、屋根上の火の見櫓や建物正面中央に取り付けられた階段がこの建物を特徴付けています。
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古い町並みが続く旧智頭宿の中心部に建つ消防屯所。周囲の伝統家屋に違和感無く調和しています。
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by sunshine-works | 2011-09-11 17:33 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
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