2011年 07月 19日
姫新線旭川橋梁
真庭市の近代建築その9

昭和11年に作備線・因美線の一部・姫津線が統合されて誕生した姫新線は総延長160キロメートルに及ぶ地方ローカル線としては長大な距離を結ぶ路線となりました。
西播磨と美作の主要な河川を次々と渡っていく姫新線は、中国勝山と月田の間で岡山三大河川の一つ旭川を渡ります。旧作備線の最終工区となったこの区間に架けられた旭川橋梁は80年を過ぎた今日も竣工時の姿で使われています。
播磨から美作を廻ってきた姫新線橋梁の特集、今回は昭和5年に架けられた美しい橋を紹介します。
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旭川屈曲部の広い河原を7連の桁が渡る大きな橋です。川面を渡る箇所には姫新線唯一のトラス桁が用いられています。
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プレートガーダーは他の姫新線橋梁と同じタイプのもの、使われている橋脚も楕円断面のコンクリート製で、同時期の姫新線橋梁の標準的な姿を留めています。
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工法が簡単でコストも比較的安いプレートガーダー橋は全国の鉄道橋の主力として使われていきましたが、広い径間が必要な箇所にはプレートガーダー桁に代わってトラス桁が用いられました。主に川の中流~上流域を跨ぐ姫新線は広い川が少なく、トラス式の桁が用いられている例はこの旭川橋梁が唯一のものと思われます。
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川の西詰からの眺め。トラス桁は橋の中心から西寄りに架けられています。
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トラスの種類は一般的なワーレントラス式。全ての桁にトラスを用いた連続トラス橋とせず、最大径間部だけをこの形式にした理由は経済的な理由からでしょうか。
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by sunshine-works | 2011-07-19 01:45 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
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