2011年 04月 05日
神戸水道橋
西宮の近代建築その33

福知山線廃線跡を抜けて武田尾駅へ向かう道の途中、大きな水道橋が武庫川を渡ります。この水道橋は神戸市北区の千苅ダムから神戸市内へ上水を送る武庫川導水路の一部として架けられました。大正6年築。
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千苅ダムから西宮市の上ヶ原浄水場までおよそ15キロメートル、その殆どは地下の埋設管で結ばれていますが、武庫川を跨ぐ数箇所はこのように水道橋が川を渡って行きます。
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開港後の急速な神戸の発展に伴い新たな水源地として大正期に六甲山北側の千苅貯水池が開発されて行きますが、この水を彼方の神戸市内へ送る導水路の建設も平行して行われました。深い山の中に水道管を敷設していく工事は長期に及び、大正3年の着工から17年の歳月を経て昭和6年に全通します。
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石積の橋台から川中の橋脚を経て対岸の橋台へトラスが渡っていきます。
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福知山線廃線跡の途中、旧武庫川第二鉄橋の近くにも武庫川を渡る水道橋が渡されています。
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生瀬駅の東側、武庫川第一橋梁の近くにも同様な水道橋が架けられています。
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人々の生活の基盤である水道は近代都市に欠くことの出来ないものとして明治以降急速に整備され、人目に触れる事のないこのような地味な施設の数々が都市の繁栄を影で支えていました。
明治から大正にかけて築かれた神戸の三大貯水池は近代水道ダムの先駆けとして知られていますが、この武庫川道水路も当時の技術を窺い知る土木遺産として重要な現存例となっています。
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by sunshine-works | 2011-04-05 23:41 | Trackback | Comments(0)
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