2011年 01月 11日
神戸市内の高架軌道
開港を機に誕生した神戸の街は海岸沿いの平地に築かれ、市街地は東西に細長く広がって発展していきます。この狭い平野を貫いて走る鉄道路線の主要部には昭和初期に設置された長さ10kmに及ぶ高架軌道が現用施設として残されています。
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阪急電鉄の高架はこの王子公園駅付近を基点に三宮までの約3kmを結びます。
昭和11年、それまでの神戸側終点だった上筒井から新線を延伸し三宮に乗り入れる際に築かれました。
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王子公園駅前の大通りを跨ぐ原田拱渠。都市部の高架橋には珍しいアーチ橋ですが、広い道幅を支柱を用いず一跨ぎする為にこの形式が採用されています。
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原田拱渠の西へ進みます。
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この地点にも同じ形式の拱渠が架けられています。
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高架下の多くは住宅として利用されています。
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3基目の拱渠。3つの拱渠はどれも道路と斜めに交差しており、捩れた様な断面をしています。
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次第に倉庫や工場として使われている区画が増えてきます。
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JR線の高架は西灘駅付近から長田区鷹取までの約10kmに渡って延々と続きます。上り線が昭和6年、下り線は昭和12年に高架化されています。
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三宮までの区間は阪急線の南側を併走します。JR4線、阪急2線の計6線が並ぶ幅の広い高架下は様々な用途に使用されています。
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三宮駅から先の区間は高架下商店街として様々な店舗が連なります。
途中の道路を越える箇所に設置された鋼製支柱も当初の物が使われており、ガード下の風景が色濃く残されています。
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元町駅を越えた西側には店舗に混ざって作業場や事業所も増えてきます。
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三宮から続く高架下商店街はこの神戸駅付近で途切れますが、高架区間は更に西へ続きます。
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大正後期から昭和初期にかけて築かれた都心部の高架軌道は、橋梁や駅舎程の個性はありませんが、鉄道遺産として貴重な資料です。特にこの神戸のJR高架線は同時期に築かれた東京の新橋~御徒町間高架を遥かに凌ぐ長さとして特筆される存在でもあります。
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by sunshine-works | 2011-01-11 23:03 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(3)
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Commented by tajiri8jp at 2011-01-15 11:26
見ごたえがありますね。
この辺の高架下は被写体として好きなところです。
Commented by sunshine-works at 2011-01-15 15:52
tajiri8jpさん こんにちは
今回撮影時にモトコーの端まで踏破しましたが、ここはハマります。今ではあまり使われなくなった「ガード下」という言葉がピッタリのワンダーランドですね。
Commented at 2012-01-08 14:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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