2010年 09月 21日
旧高松港港務所
香川県高松市の近代建築その9

四国の海の玄関として多くの船舶が行き交う高松港。瀬戸内海の各地とフェリー航路が結ばれ、全国有数の船客乗降数を誇ります。この高松港の離島航路の桟橋の傍に古い鉄筋コンクリート造の建物が残されています。昭和2年に建てられたこの建物は、現在のフェリーターミナルが完成する平成13年まで乗降場を兼ねた港務所として使われていました。
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護岸に沿って建てられた横長の鉄筋コンクリート3階建て建物です。1階部分は発券所や待合所、2階、3階は貴賓室やホール、事務所に充てられていました。
古典様式を基調としていますが、モダニズム的な表現を取り入れた折衷様式となっています。
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背景に見えるのは再開発事業によって建てられた「高松シンボルタワー」。新旧の港のランドマークが並びます。
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正面中央のエントランス。4本の角柱が支える庇には不思議な模様が刻まれています。
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閉鎖されて9年を経過、殆ど手入れされていないのでしょうか、各部に劣化が目立ちます。
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連絡船が廃止され、高松駅を中心とする一帯が再開発によって大きく変貌を遂げる中、このエリアの古い建物の殆どが失われていきました。この旧高松港港務所は近代の高松の発展を支えた港の歴史を伝える唯一の建物として貴重な存在と言えます。
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by sunshine-works | 2010-09-21 23:48 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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