2010年 08月 08日
旧黒川小学校校舎
川西の近代建築その2

能勢電鉄を更に北へ進み、終点妙見口駅で下車します。大阪から高々1時間足らずの場所ですが、周囲はすっかり山里の風景に変わっています。駅から歩く事数十分、田畑が広がる長閑な一角に古びた木造校舎が残されています。現在は公民館として使われているこの建物は、黒川尋常小学校の校舎として明治37年に建てられました。
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日蓮宗の古刹・能勢妙見山にも近いこの一帯は、現在も豊かな自然の中で農業中心の暮らしが営まれています。周囲を田畑に囲まれた小高い台地に建てられたこの黒川小学校は、かつて全国どこにでも見られた地方の小学校校舎の姿を今に留めています。
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緩やかな斜面に南北2棟の校舎が並んでいます。明治37年に建てられた北側の建物が元々の校舎でしたが、戦後の生徒数増加に対応する為、昭和22年に南側校舎が増築されています。
*詳細はこちらをご覧ください。
こちらが北側校舎。寺院を思わせる和風意匠の建物です。
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極めて和風の玄関周り
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こちらは裏側。
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一段低い南側に建てられた増築棟。明治築の北側校舎ほどの貫禄はありませんが、戦後の木造校舎の典型的なスタイルです。
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現在公民館として使われているこの校舎は校内見学が可能です。(南側校舎のみ)
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過疎化と少子化が同時に進む農村部には、学校の統廃合によって使われなくなった校舎が数多く残っています。都市部のように跡地が再開発される事もなく、放置され荒れるに任せたままの所も少なくありません。
地域の公民館に再生されたこの黒川小学校のように、もっと積極的な活用が図られても良いのではないでしょうか。
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by sunshine-works | 2010-08-08 12:41 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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