2010年 07月 15日
姫新線久世駅
岡山県真庭市の近代建築その3

兵庫県の姫路と岡山県北西部の新見を繋ぐ姫新線。地方ローカル線としては非常に長い160キロに及ぶ距離を結びます。大正12年に遡る歴史を持つこの線区には開業時から使い続けられている鉄道施設が数多く残されています。今回紹介する久世駅も大正期に建てられた駅舎が現役施設として使われています。
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現在の姫新線の基となった作備線が開通した翌年、美作追分から久世まで延伸された時に設置された駅舎です。木造駅舎の多い岡山のローカル線区ですが、この様な木造モルタル造の素朴な駅舎も数多く残っています。
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中央部に儲けられた切妻屋根を持つ庇が駅舎らしい風格を醸しています。
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改札を抜けてホームに出ます。木製の簡易なベンチがあるだけの典型的なローカル駅舎の風景です。
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ホームから望む山裾の景色。
かつては近辺の山々から切り出した材木がこの駅から積み出されていきました。
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跨線橋を渡って反対側ホームへ。
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駅舎のホーム側は木造漆喰壁で仕上げられています。
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このタイプの駅舎は、ひなびた木造駅舎に比べると注目されにくいのですが、この時代の地方駅舎に数多く採用された様式として建築史的には価値の高いものです。
ローカル線の駅舎も老朽化に伴って徐々に建替えられていきますが、当初の姿を良好に保つこの駅舎は長く残されて然るべき物と思います。
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by sunshine-works | 2010-07-15 23:45 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by tajiri8jp at 2010-07-16 07:28
昔、新宮町(現在のたつの市)に住んでいましたので姫新線の姫路~播磨新宮の間はよく利用しました。
こういう駅舎は懐かしいですね。国鉄の尼崎駅や塚口駅(実家の最寄り駅)もかつてはこんなようだったと記憶しています。
Commented by sunshine-works at 2010-07-17 00:27
tajiri8jpさんこんばんは。
尼崎市民になって8年程となりますが、昔の尼崎駅がこんな雰囲気の駅だったとは思いませんでした。
仰るとおり、都市部でも少し前まではこのタイプの駅舎が残っていましたね。高架駅が一般的になる前はどこもこのような駅舎だったと思います。


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