2010年 03月 11日
旧甲浦村役場/旧福田村役場
岡山県岡山市の近代建築その25

明治22年に市制を施行した岡山市は、その後数度に亘る周辺町村との合併によって現在の規模となります。これら併合された自治体が庁舎としていた建物の中には、その後市の支所として流用され、現存している物が数例あります。今回は地域センターとして残る旧甲浦村と旧福田村の旧村役場を紹介します。
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旧甲浦村役場

岡山市と児島湾を挟んだ対岸に位置していた旧甲浦村は昭和27年に岡山市と合併します。昭和初期の築となる旧村役場はその後も岡山市役所児島支所として使われています。
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木造下見板張り2階建、中央の折れ屋根が特徴的な建物です。窓がサッシに替えられている以外は当時の姿を良く留めています。
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建物側面も折れ屋根(マンサード屋根)になっている凝った作りです。
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建物裏側。塀瓦を乗せた和風の板塀。
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ピンクに塗られた外壁が遠くからも目につきます。
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旧福田村役場

岡山市南西部にあった旧福田村は昭和46年に岡山市に合併されました。このモダンな旧村役場は昭和3年の築です。
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外壁がサイディングボードに替えられ、玄関ポーチもガラスで囲われてしまっていますが、屋根窓や2階中央のアーチ窓等の意匠が残されています。
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合併によって消滅してしまった自治体の庁舎の多くは、一旦は地域の支所として継続利用されるのですが、やがては老朽化を理由に取り壊されてしまうケースが殆どです。多くが木造建物で規模が小さく、転用するにも制約があるこのような旧役場が残されていくのは益々難しくなっているようです。
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by sunshine-works | 2010-03-11 21:34 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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