2009年 11月 19日
旧制第六高等学校書庫
岡山県岡山市の近代建築その8

明治33年の開校から昭和25年までの約50年間、京橋を渡った旭川の東側には旧第六高等学校がありました。同校は戦後の学制改革によって岡山大学へ引き継がれ、市内津島町へ移転していきますが、敷地は岡山県立朝日高校の校地として利用されています。この場所にあった旧制高校時代の建物の殆どは戦災や建替えにより失われてしまいましたが、大正から昭和初期にかけて建てられた書庫が現存しています。大正7年築、昭和4年増築。
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煉瓦造和瓦葺の当初の建物と鉄筋コンクリート陸屋根の増築部分が繋がって一つの建物を構成しています。書庫なので当然窓は最小限、出入り口も武骨な鉄扉、装飾も殆どありません。
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あまり表や裏の区別がないのがこの種の建物の特徴です。すべて裏側のようにも見えます。
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ペディメントに唯一の装飾要素がありました。
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旧制六校時代の正門。現在も岡山朝日高校の校門として利用されています。
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全国の主要都市に設置された旧制高等学校の中でも、初期に開校した学校(いわゆるナンバースクール)は、名門校としての地位を誇っていました。中国地方の中で互いに競い合っていた広島を退け、岡山に全国で6番目の高等学校が設置された栄誉は、教育県岡山の面目躍如となった事と思います。
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by sunshine-works | 2009-11-19 21:59 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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