2009年 08月 09日
旧永井歯科医院(永井家住宅)
岡山県和気町の近代建築その1

備前市の西に位置する和気町は古代から続く歴史のある町です。近世には吉井川の高瀬舟水運の船着場として発達し、水陸の物流拠点となりました。この和気町の中心部、山陽本線和気駅から旧市街にかけての道沿いに、一際目を惹く1軒の洋館が建っています。この建物は大正5年に歯科医院兼住宅として建てられました。
f0116479_21594946.jpg

岡山では数少ない現存する洋館建ての住宅です。県東部で2番めに古い歴史を持つ歯科医院として平成10年まで開業していました。
*建物の概要については和気町の公式サイトが参考になります。
f0116479_2252968.jpg

f0116479_2255166.jpg

1階が住宅、2階に診療所が儲けられていました。
f0116479_226898.jpg

f0116479_22182844.jpg

この近辺には結構古い建物が残っていて新旧の建物が隣り合って建っているのですが、それでも角を曲がってこの建物が突然現れる光景は非常にインパクトがあります。木造洋館としては中規模の部類ですが、大きさ以上に存在感のある建物です。
f0116479_22154579.jpg

f0116479_2263535.jpg

道路に面し、医院として多くの人が出入りした建物ですが、傷みはあまり見られません。各部ともほぼ建築当初の状態が保たれています。
f0116479_22164122.jpg

f0116479_22181363.jpg

f0116479_22175364.jpg

f0116479_22184179.jpg

f0116479_2219195.jpg

f0116479_22194515.jpg

f0116479_222058.jpg

f0116479_22202325.jpg

f0116479_2221106.jpg

正面の入口はこの1ヶ所のみ。医院と住居の玄関を兼ねていたと思われます。
f0116479_22114790.jpg

f0116479_2212818.jpg

岡山で明治・大正期に建てられた洋風住宅はそれほど多くはありません。和気の町は当時も地方の小さな町でしたが、この洋館は早期に都市化の進んだ岡山市や倉敷市でもあまり見る事のなかった本格的な洋館でした。
築後90年を経た今もこの美しい建物は町のランドマークとして存在感を示しています。
f0116479_2265763.jpg


by sunshine-works | 2009-08-09 01:54 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://hardcandy.exblog.jp/tb/11696246
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 法泉寺本堂      旧神崎郡役所 >>