2009年 06月 24日
龍野の近代建築その2 うすくち龍野醤油資料館(旧菊一醤油本社建物)の近くに、同資料館別館が建っています。この建物は大正13年に旧龍野醤油醸造組合の事務所として建てられたものです。 木造モルタル造、外壁には煉瓦タイルが貼られています。石柱で飾られた玄関ポーチや軒のテラコッタ、2階の大きなアーチ窓、垂直ラインの強調表現等、手の込んだ装飾が美しい建物です。 敷き詰められたタイルが美しい玄関部分。 玄関の上部はスクラッチタイル貼りです。後年に増築された部分なのでしょうか? 装飾豊かな正面と比べると、裏面はこのようにまったく飾り気がありません。まるで別の建物のようです。 館内には醤油に関する資料や器具が展示されています。 古い町並みに建てられたモダンな醤油醸造組合の建物は、長い間、醤油の町龍野のシンボル的存在でした。昭和48年に組合事務所が移転した後は醤油資料館別館として使われています。町の発展を支えてきたこの由緒ある建物にとって、まさにうってつけの利用方ではないでしょうか。
by sunshine-works
| 2009-06-24 21:10
| 近代建築 兵庫県
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